桃山堂ブログ

歴史、地質と地理、伝承と神話

『邪馬台国は「朱の王国」だった』が朝日新聞の書評欄で紹介されました。

拙著『邪馬台国は「朱の王国」だった』(文春新書)が、「古代国家の実像探る思考実験」というタイトルで本日9月8日付け朝日新聞の書評欄で紹介されました。

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「朱の交易が邪馬台国を盟主とする連合国家の最大のミッションであった」という記述は刺激的だ。

という書き出して、朱(辰砂)という鉱物の利用価値、記述内容が邪馬台国の時代から奈良時代まで及ぶことなどを紹介してくれています。

 

巨大古墳の造営バブルとの関連、なぜ伊勢に国家的な神社があるのかにまで話は広がる。「仮説に基づく思考実験」なので内容に疑問を持つ向きもあるだろうが、私は「へえー」の連続だった。  

 

掲載されたのは書評欄の担当記者が気になる本を紹介する「おすすめ」というコーナーです。朝日新聞をご購読のかたは、ぜひご覧ください。