桃山堂ブログ

豊臣秀吉の<謎>、火山と古事記の探究、電子書籍への挑戦。

知らないうちに電子書籍は無料ツールで簡単にできる時代になっていた。

二〇一四年、はじめて電子書籍をつくってなんとか刊行したものの、その後、電子書籍の制作は中断してしまいました。ネット、パソコンの技能にうとい文系人間には、ハードルがあまりにも高かったからです。ところが、電子書籍づくりから離れていたこの三年で、EPUBによる電子書籍づくりは驚くほど簡単で、費用もほとんどかからない時代になっていました。浦島太郎めいた驚きと感想を書いてみます。

 

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JR九州羽犬塚駅まえにある羽犬の銅像。近日発売の電子書籍『秀吉と翼の犬の伝説』で使えなかった写真です。

 

個人営業の小さな出版社をつくって、第一作『豊臣女系図』を出版したのは二〇一四年です。紙の本と電子書籍はほぼ同時期に刊行しました。自分で出版事業をはじめようとおもったきっかけは、アマゾンキンドルをめぐる過熱報道に悪影響をうけてのことでしたから、はじめは電子書籍だけの本づくりを考えていました。

 

紙の本もあわせて刊行することにしたのは、準備をすすめているうちに、いくつかの問題点がわかってきたからです。

 

  • 日本では電子書籍の普及のペースが遅いということ。
  • 電子書籍だけを出しても、出版社として認知されずらいこと。
  • 電子書籍の制作がおもいのほか難しかったこと。

 

私が電子書籍づくりを勉強しはじめたのは、二〇一二年ごろですが、当時、EPUBによる電子書籍づくりは、SIGILという無料ソフトを使う方法が紹介されていました。

私が参加したセミナーでも、SIGILを使った実習があったのですが、まわりは、ネット系の人か、DTPのプロのような人ばかりで、完全な素人は私だけでした。教室では完全に落ちこぼれて、呆然としていた記憶があります。

それでも、参考書を手がかりに、いろいろやっているうちに、横書きの電子書籍ならできそうな感触もあったのですが、それを縦書きにするところには到達しないまま、自作の電子書籍はあきらめてしまいました。

 

第一作の電子書籍は、専門の業者に頼んで、綿密な指導をうけながらつくったので、二万円以上かかってしまいました。

それでも順調に売れれば、元手を回収できるのでしょうが、第一作の電子書籍はなかなか売れず、長いこと、一桁台に低迷していました。

 

その後、電子書籍から足が遠ざかってしまったのは、苦労してつくっても、ほとんど売れない、反響もないという単純な理由によります。

 

今回、電子書籍シリーズ「秀吉伝説集成」を立ち上げることを決めて、ほぼ三年ぶりに電子書籍づくりに挑戦したところ、あっけないほど簡単に、しかもほとんどコストがかからず制作できるようになっていることに心から驚いてしまいました。

 

具体的な方法は次回、報告します。