2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧
朱・辰砂・水銀ブックリスト② 今回、紹介する<朱の本>は、現在、東京・上野の国立博物館で開催中の『縄文 1万年の鼓動』の図録です。7月20日刊行の拙著『邪馬台国は「朱の王国」だった』(文春新書)の参考文献ではないですが、朱の日本史をかんがえるう…
伊勢新聞の8月5日付文化面で、拙著『邪馬台国は「朱の王国」だった』(文春新書)を紹介していただきました。 三重県かんれんの新刊書をとりあげる「三重の本 書評」というコーナーで、五段組の大きな扱いです。 三重県の伊勢地方は、奈良県の宇陀市・桜井市…
拙著『邪馬台国は「朱の王国」だった』についての紹介文を、大学時代の友人M君たちが共同運営しているウェブサイトに載せてもらいました。 winterdream.seesaa.net うちわぼめ御免 いわゆる〝うちわぼめ〟というやつですから、たっぷり眉に唾をつけて読んで…
ネット上にブックレビューを書いている人たちの集う「本が好き!」というサイトに、文春新書『邪馬台国は「朱の王国」だった』を献本しました。新作の本を無料で入手できるので、本好きの人には最適のサービスだと思いますが、レビューを必ず書くことが条件…
朱・辰砂・水銀ブックリスト① 1970年、早稲田大学文学部の教授であった松田壽男氏の『丹生の研究―歴史地理学から見た日本の水銀』(早稲田大学出版部)が刊行されたことによって、日本の歴史に朱(辰砂)・水銀が深くかかわっていることが知られるようになり…
邪馬台国ブックリスト③ 文春新書『邪馬台国は「朱の王国」だった』を書くにあたって、邪馬台国かんけいの本を、旧作、新作とりまぜて可能なかぎり目を通しました。そのなかで最もインパクトのある本だとおもったのが、孫栄健氏の『決定版 邪馬台国の全解決』…
邪馬台国ブックリスト② 日本列島に朱・水銀の豊かな鉱床がある──。その情報が、中国文化圏にもたらされたのは、いつごろのことなのでしょうか。 文献のうえでは、三世紀後半に書かれた「魏志倭人伝」における「その山には丹あり」という記述が最初の事例です…
邪馬台国ブックリスト① 前回、申し上げたように、本の背景をなす<ネット博物館>構想は実現不可能という結論に至りましたので、現実的にできることとして、『邪馬台国は「朱の王国」だった』のなかで言及・参照している書籍、論文について紹介してみようと…
最近、出版した文春新書『邪馬台国は「朱の王国」だった』を手渡しかたがた、大学時代の友人と久々に会って、もろもろの話をしたのですが、この本の背景に<博物館/資料館>的なネット空間を築くことができれば面白いのに、というようなことを言われました…