三重県の県紙「伊勢新聞」に紹介していただきました。
伊勢新聞の8月5日付文化面で、拙著『邪馬台国は「朱の王国」だった』(文春新書)を紹介していただきました。
三重県かんれんの新刊書をとりあげる「三重の本 書評」というコーナーで、五段組の大きな扱いです。
三重県の伊勢地方は、奈良県の宇陀市・桜井市エリアと並ぶ朱・水銀の巨大産地で、『邪馬台国は「朱の王国」だった』の主要舞台のひとつです。伊勢神宮の歴史も、朱の視点からクローズアップしています。
日本地質学会が公表している「県の石」で、三重県の石は辰砂、すなわち朱の鉱石です。
朱の歴史において大きな役割を演じた三重県の新聞で、こうして取り上げていただけるのはありがたいかぎりです。
書評記事には、地元の新聞らしく、
三重、奈良両県にまたがる室生火山群や、水銀産地だった多気町丹生に痕跡をとどめる。
と地域にふれた解説もなされています。